時事評論 9 |
「 原発爆撃は合法」2011.09.09 |
福島原発の事故は原爆投下並の破壊力を示した。風下地帯がが立入禁止となった。広島も長崎も被爆直後に立入禁止とすべきであった。そうしたら二次被爆者の発生を防止できた。理研の仁科博士が広島を調査したが、二次被害の警告をしなかった。 19世紀末からのハーグやジュネーブの条約により、毒ガス使用とか、病院や学校は爆撃禁止と定められた。第二次大戦後、新兵器原爆の登場により原爆禁止が国際法会議で議論されたが、広島への原爆投下の正当性を主張するアメリカは強固に反対した。従って、今日でも原爆投下は国際法では合法である。毒ガスさえ禁止されているのに。 同じように、原発への爆撃も禁止されていない。病院への爆撃が禁止されているのに。1981年イスラエルはイラクの原子炉を爆撃したが、国際法違反と非難されない。 原子炉や原発を爆撃すれば、地球規模の放射能拡散が発生するから、諸国は原発への爆撃を禁止する国際法条約を締結すべきである。 北朝鮮は日本攻撃するのに原爆は必要でない。日本各地の原発に通常爆弾の爆撃をすれば同じ効果が得られる。第二次朝鮮戦争が勃発すれば、北朝鮮は日本に中立宣言を要求するであろう。日本から韓国への軍事支援の停止である。コメさえ兵糧となるから、日本から韓国へのコメ輸出を停止せざるを得ない。日本が韓国との貿易を停止しなければ、北朝鮮は対日宣戦布告が可能となる。 北朝鮮は爆撃機を敦賀や浜岡へ向けて発進させればいいのだ。 原発は火力水力に比較してコスト安と言われる。しかし、原発の周辺に対空砲火を用意するコストを誰も計算しない。神岡鉱山地下に移転するしかない。しかし、地下では冷却がうまくいかないしコスト高となるであろう。 広島長崎の犠牲者を鎮魂させるため、原発と核兵器は日本のタブーとするのがよい。終戦記念日の特集で、戦争記憶を風化させるな、との論調が多かった。アメリカが広島長崎に原爆投下したことを記憶し、北朝鮮が原発爆撃する危険性を無視しないこと。 |
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