平成晩年期(2)
2019/03/05
 1、平成が終わる日が近づいてきた。 テレビは平成回顧特集に熱心である。平成天皇が戦没者の慰霊に努めてきたことを特に強調し、象徴たる役割を果たしたことに敬意を表している。私も同意見である。
 昭和天皇には、開戦の責任と敗戦の責任があると前回書きました。平成天皇は終戦時11歳の国民学校生徒であり、何の責任もありません。平成天皇は在位期間父上の昭和天皇の責任の償いに一生を捧げたのであり、私は平成天皇のこの労苦に感謝するものです。

2、この正月、立憲民主党衆議院副議長赤松広隆の政経会の新年会が開催され、幹事の私が中締めの挨拶をしましたが、平成晩年期に書いたような話を短く述べた上で、平成天皇夫妻に対して万歳三唱をしましょうと呼びかけました。全員が喜んで私の音頭取りで万歳三唱をしました。
 赤松広隆君も喜んで万歳三唱をしておりました。左派社会党代議士赤松勇の長男で社会党の最後の書記長で社会党の墓堀人をした男、中学時代の恩師が親父より左派にならないかと心配した男が平成天皇陛下万歳三唱をしたのであります。
 平成天皇陛下皇后陛下、長い間ご苦労様でした。
 右翼の中には平成天皇の戦地慰問に批判的な人がいます。英霊は戦地にはいない。靖国神社に飛んでいって祭られているから、平成天皇は戦地慰霊ではなく、靖国神社に参拝すべきであると主張しているのです。しかし平成天皇は即位後一度も靖国神社に行っていません。よく考えてみえるのです。賢いお方です。平穏な余生をご健康で過ごされることを祈念しています。
 新天皇が靖国神社へ参拝するかどうか、が問題です。平成天皇のように賢いかどうか試されます。
 総理大臣が参拝しただけで、韓国と中国は大騒ぎしている。英霊が漂う戦地慰問に徹し靖国神社への参拝は慎むべきでしょう。
 私は靖国神社の氏子ではありません。親から氏子だと教えられたこともありません。従って参拝しておりません。ただ資料館へは見学に行きたいと念願しています。