令和の謎(2)2019/05/23更新


 「令」が美称、敬称であることは前に書いた通りである。
中学生でも知っている格言に「巧言令色鮮し仁」(こうげんれいしょくすくなしじん)がある。この場合「令」は悪い意味に用いられている。
「令」が全て良い意味として用いられることはなく、天皇・国王の「勅」、天皇・国王以外の皇族王族の「令」の例のように、格下の意味さえある。
歴史的事実としてはこの「令」が「勅」に勝ったことさえある。下剋上の意味さえ連想される。
前回の評論を読み返してみると、「起」「承」「転」まで書かれているが「結」が書かれていないことに気付かれたでしょう。
私は「結」を書くことができない。恐ろしいのである。
よもや「秋篠宮の変」を予言する元号だとしたら、考えると恐ろしいのである。