令和の謎(3)2019/08/06更新


 令の象形文字は、跪いて命令を拝受する人の形であり、令の本義的意味は命令である。令夫人とか御令息様のように美称として用いられるのは、命令を拝受する姿が美しいことから派生した第二義的意味である。
 本義的意味から「令和」を漢文から解釈すれば、「和平を命ずる」という意味である。では、「令和」=「和平命令」は歴史を遡れば、いつあったか。
昭和20年8月15日が直近の前歴である。
昭和天皇がラジオ放送で終戦と降伏を命令したことが、それである。
国民はラジオを前にして直立不動で謹聴したのである。皇居前広場では、土下座をして謹聴した人が大勢いたし、なかには、切腹した人もいた。臣の力及ばずして天皇に降伏させてしまった不忠を詫びたのである。
土下座したり、切腹した人の姿は、第二義的意味の美しい姿であった。
 ラジオ放送は勅旨であり、令旨ではない。
もしも、昭和天皇が降伏に反対し、聖戦完遂のラジオ放送をしておれば、これは勅旨である。高松宮が昭和天皇を批判して、反乱をおこして、降伏のラジオ放送をしておれば、これは令旨である。
昭和天皇が重病となるか発狂しておれば、高松宮が摂政となり、昭和天皇を代理して、ラジオ放送をするであろう。これも令旨である。
以仁王の平家追討の令旨は安徳天皇の源氏追討の勅旨に勝ったが、昭和の勅旨と令旨は、どちらが勝ったであろうか。
結論は、強い方が勝つということです。
米軍と結んで降伏の道に進む方が勝ちます。聖戦完遂の勅旨は降伏の令旨に負けた。
金正恩の日本攻撃がありうる。多分、明治の閔妃暗殺事件の再現であろう。
閔妃暗殺事件とは、京城日本大使館が、日本兵を動員して、王宮を攻撃して占領し、国王を捕虜にして、王妃を焼き殺した事件である。国王は軟弱で、何とでも操れたので殺さなかったが、王妃は、賢明で頑固であり、ロシアと通じていたので、殺した訳です。

金正恩が皇居を攻撃して、天皇を捕虜として、対北朝鮮降伏のテレビ放送をさせれば、これは、勅旨の和平命令・降伏命令となります。それが出来なければ、秋篠宮にやらせればよい。これは令旨です。
「令和」という元号を用いているとこの時代に和平命令=降伏命令を出す事態が招来することを予想させます。
しかも、令和は、勅旨ではなく、令旨を意味しますから、令和天皇ではなく、秋篠宮が和平命令=降伏命令の令旨を発することを予想させます。すなわち、令和天皇の身の不運を予想させてしまいます。縁起が悪いです。
また、この新時代に日本の恥辱である昭和の敗戦と降伏を思い出させる「令和」は不適当です。「令和」は不吉な元号です。改元した方がよい、ということになります。
令和天皇ではなく、秋篠宮の登場を予想させる「令和」は、不吉です。
常陸宮は何も言わない弟宮であるが、秋篠宮は一言ありそうで、兄夫婦と弟夫婦は、何か、もめ事は起こしそうである。秋篠宮の変ということがおきないとよいが、令和元号はこの予言とならないかと心配する。